高校留学生がよく抱える悩みと効果的な指導のコツ②「勉強以外」

よくある悩み② 毎日勉強以外でやることが多くて大変

アジアの生徒にとって日本の学校の日々の勉強自体はそれほど大変ではないと最初に感じますが、実は勉強以外にやることが多く、疲れて大変です。と、よく留学生から聞きます。

例えば、以下のようなことがあります。

  • 行事などの集団活動が多い。
  • 日々の出欠を含めて、平常点などに関しては、普段から気を付けることが多くて大変。
  • 毎日の電車通学が疲れる。

原因の分析

異国の新しい環境で、馴染んでいくのは、誰にとってもそれなりにたいへんな事です。しかし、上記の事が発生した主な原因は、留学生が日本の高校の教育の特徴について、事前に理解していないからです。

日本が好きだから、早く留学したいので日本の高校に留学に来た人が多いようです。

しかし、日本の高校の教育の特徴について、事前に正確に理解できず、また自分が高校でやりたいことについて明確な目標を立てられなかったことが問題の原因のほとんどです。それらによって、留学前にイメージした日本での生活と現実の生活のギャップが起こった時、留学生は余計に疲れとストレスを感じてしまいます。

解決策のポイント

いままで指導した多くの留学生の中で、慣れないことを乗り越え、日本人クラスメイトより、何倍ものチャレンジ精神をもち、頑張っている留学生の大半は、事前にしっかりと日本の高校の教育方針・特徴をしっかり理解して、目標を明確にもち、やる気がだんだん湧くような工夫した生徒です。そうした事前指導が問題を未然に防ぐポイントの一つになるのではないでしょうか。