2024年度留学前研修プログラムレポート


概要
本報告書は、2024年4月から留学する新入留学生を対象に、東京で約1ヶ月間にわたって実施された「留学前の総合研修」についてまとめたものです。

背景と目的
親元を離れて日本の高校に留学するにあたり、留学生活が円滑に進むよう、当協会は事前準備を万全にすることを目指しています。特に、日本での学習と集団生活に早期に適応し、充実した留学生活を送ることができるよう支援することを重視しています。

研修の主たる狙い
本研修の主要な目的は、留学生が直面する可能性のある生活上および学業上の問題を明確にし、自覚を促すことです。滞在中には、留学予定の学校の教員との懇談や学校見学、日本の学校文化の理解、日本語研修などを通じて、留学生活の具体的なイメージを持ってもらい、入学後のギャップやカルチャーショックを軽減することも目指しました。

研修内容
基礎教科の学習に加えて、日本の高校で必要となる学習習慣の確立と学びの姿勢の育成を重視しました。特に、丸暗記式の受験勉強に慣れた海外の留学生に対しては、主体的な学びやアウトプットを重視した学び方、ディスカッション型の学習を取り入れました。また、留学期間中に必要な体力を養うために、研修室での学習に加え、体を動かす活動や体力トレーニングも実施しました。

さらに、防災訓練、三鷹の森ジブリ美術館の見学、東京大学のキャンパス見学など、多岐にわたる課外活動も行いました。

成果
研修期間中、定期的に生徒との面談を行い、生徒の成長の度合いを細かく把握するサポートも行いました。終了時の学生のレポートには、様々な感想が綴られており、東京での電車利用、他の生徒の協力、自主学習など、多くの場面で困難を実感したようですが、共通して見られたのは、自分の力で成長していこうとする主体的な意識と、諦めずにコミュニケーションを取ろうとする意欲でした。

まとめ
本研修を経て、参加者が今後どのように成長していくかが非常に楽しみです。今後も留学生が充実した留学生活を送るためのサポートを続けていきたいと考えています。この度の研修にご協力いただいたすべての関係者に深く感謝申し上げます。留学生の皆さんが今後も素晴らしい経験を積み重ねられることを心から願っています。